イラン

イランに行きました。 途中、五十嵐氏と一緒になりました。 とてもエキサイティングな国です。

アレの多様性

会社の中の研究の中間報告を終える。 このシステムはとことん変わっていて、特に専門家でもない若造に好き勝手にやりたい研究をさせるというものだがそういう風土が当たり前にあること自体、奇妙な会社だとつくづく思う。しかもやりっ放し。さらにそれは成果…

盛岡

弘前でAtoZをみて、肌寒いなか真っ暗な市庁舎・市民会館(前川国男設計)をみせていただく。 木村産業研究所(同設計)は外から眺めるだけ。一人東北道を途中で降り盛岡。 駅前の再開発地区に完成したaiinaをみる。 地方都市の公共施設としてはとても新しい…

仙台青森弘前

連休は前泊で仙台入り、駅前にて飲み食べしゃべる。 修士設計がいきづまっているとの話をさかなに普段都市や社会に対して感じていることを乗せて言いたいことを言いたいだけしゃべることで互いの近況とか考えとかをすり合わせていく感じがひたすら楽しい。久…

たのしみのバランス

東京にはとても楽しくてわくわくするようなことが無尽蔵にあってずっと居ても飽きないような場所がどこかにあるという思いこみは誤りだったことに今更気づいて、意外と東京の都市はつまらないんだと思う所以は僕の都市感の初歩的な部分で決定的な間違いがあ…

例アウト

書類の文字組にこっている。当初論文はInDesignで仕上げるはずが、あまりの機動性の悪さから開き直ってワードで書き上げたところが発端になっていて、とにかく書類の文字組から段組の割付、左右の余白のバランス、写真と文字の配列、キャプションテキストの…

make new

オリンピックが東京に傾きそうなのはラディカルな建築・都市ズキにはかなり痛手なはずで、僕の目の前で日々起きている社会の複雑さに対するストレスを更にメタレベルで感じるような変な二重の経験をしているみたいで割と不愉快です。いろいろな都市に対する…

実は上野より近い

いつものようにブランチを食べ終え外に目を向けると天気が回復 したようなのでじゃあ鎌倉にでも行くかと思い立った40分後には 長谷の駅前。近い。大仏をみる。 偶像である。長谷寺から眺める景色は素晴らしい。 なにやら愛のささやきが聞こえると思ったら 周…

とんとん拍子

寺社よりも神社の方がしっくりくるね、ということになり、 周辺の神社を巡る。神社と森は不可分である。

庭をつくる

アホみたいにとまってるJRを尻目に東京駅から高速バスで北北東へ。 一日中木を切り続ける。 きんきんに冷えたカルピスがおいしい。

曇天なんか一度もない

猛威を奮っていたシロアリくんたちを知らず知らずにふくらはぎでつぶしている違和感に居心地の悪さを感じながら普段より確実に早いと思って起きてみるとすでに日差しには南国の感があってそのまま庭へ出てみた。 まだ涼しい。宿の前は一面の菊畑である。収穫…

シニアー

空港に着いたその足でそそくさと路線バスに乗り込み休日で閑散とした市場前の停留所で降りてからやっと沖縄の空気を吸うことが出来た我々は、遅めの昼食をとるために一件の食堂に入った。「本土の人ですか」とその食堂にいたたった一人の客であるオジィとの…

フライング

出発時間を誤認していたのは迂闊だったけれど、予定の次発便にのって沖縄へ。 梅雨入り直後とは思えぬ晴天で、とても気持ちのよい青空。 公共空間で賭けゲートボールに興じるオジィたちに道を聞きながらどうにかビーチまでたどり着く。

つまづき

会社の送別会でズッコケたおじさんを目撃する。 入社以来目撃した2人目のズッコケで、これまでズッコケた二人はともにイヤらしい話をした直後に派手にズッコケていた。イヤらしい話をした当然の報いだと僕は信じている。

紐育対東京

帝都物語/荒俣宏を読む。仰々しいタイトルと映画化されたあのジャケットが鮮烈過ぎて敬遠していたのだけれどこれは読み始めたらおもしろい。 幕末後近代から現代にかけて紆余曲折しながら形成されてきた東京の変遷を風水や地政学や陰陽師や戦争や革命や天災…

構造

おそらく、デザインには2つの階梯がある。ひとつはかなり精度良く論理的に説ける部分であり、もうひとつはそのうえを越える部分(もちろんここではセンスが問われるわけだが)から成り立っているはずである。世の中の多くは主にその後者をめざすあまり、前…

桜梅

まだまだ東北では桜前線と梅前線が競り合っていた。 生まれたての彼に会ったり。雪溶け間近の栗駒高原へドライブ。キャッチボールをして散歩して寝て飲んで。

いつもの集まり

仙台にて酒をたらふく飲む。人がおおらかで楽しい。酒を飲みながら話したことを半分以上覚えてないこと(内容は覚えているけど、受け答えとかその周辺について)が増えてきて、朝焼酎くさいことが度々ある。

浜森

名古屋の設計事務所勤務のS氏と豊田市美術館へ。 すばらしきモダニズム。浜松にて秋野不矩美術館へ。 仕上げ材への執着心がものすごい。細部へのこだわりが内部仕上げから外部仕上げ、外構、地業にまであらわれていて「建築」を構成する各要素の密度を高くし…

初近鉄

夜行バスで名古屋へ。 朝一番の近鉄電車で宇治山田駅に到着。お伊勢参り。初めての伊勢は平日ということもあり人がまったくいない。自分対自然という自然信仰と関わり深い神道の聖地を体験するには絶好の環境でした。外宮(げくう)から内宮(ないくう)へは…

小口

模型を作り始めるアフター5。きれぎれ/町田康を読む。 帯に町田節爆裂とか書かれていてまさにそのまま、爆裂。 一度くらい読んだくらいでは内容を正確に把握できないような内容だけれど、きっとこの歌のようなリズムを楽しむことが肝なんではないだろうか。…

出張

新潟へ。ここのところ新潟へ行く機会が多いのですが、今回はホストのご厚意で遊水館と潟博物館のまわりをぐるっと一回り。数年前訪れたときとは異なる印象をうける。特に内部空間のダイナミズムについて語られることが多い遊水館はそのヴォリュームの扱い方…

ダンDAN壇

壇/沢木耕太郎を読む。主に「火宅の人」において不遇の人とされていた壇一雄夫人の視点によって語られるもう一人の壇一雄に関する著。この本の著者は沢木耕太郎だが、この本の特徴はあとがきにもあるように四人称という極めて特異な語り口にある。読み始める…

もし家を建てるなら

日本の造園技術に借景というものがある。 「よく衝突しないもんだな」と思いながら眼下の何千という自動車の往来をぼんやりと眺める導入部をもつ吉田小説のかんじとかLost In Translationの雰囲気とか最近流行の逆ティルトを用いた模型風都市俯瞰写真とかそ…

昭和彷徨

陰翳禮讚/谷崎潤一郎(1933)、細雪/谷崎潤一郎(1948)を読む。 そして堕落論/坂口安吾(1946)→火宅の人/壇一雄(1975)→斜陽/太宰治(1947)を読了。 無頼派を流しました。建築家J.Nouvelが援用するという「陰翳禮讚」は建築的視点が随所に散りばめられており、さし…

放下す=捨てる

つまるところそれはカネですよ。と、会社を辞めて政治の道に進むという方(同郷)に、その方の激励会+送別会で諭される。 一年働いてみてそんな視点をリアルに感じられるようになっただけでもとりあえずの収穫だと思っています。土地が切り売りされて狭小住…

日本界

昨晩の酒が残る体にむちうちながら適当に掃除をこなして新幹線にとび乗る。新潟へ。 燕三条で銀食器を見学後、アマテラスオオミカミのひ孫がまつられている神社へいく。 神社の緑のもつ独特な湿気感がよい。杉林の中に自生した苔は天然のカーペットのように…

スメルスケープ

ほとんどギリギリに「前川國男建築展」へ。松隈氏、南條氏(森美)がいた模様。 最近のといっても4、5年前からの建築ブームの到来によって最近は一般の人も建築展に足を運ぶようになったのかいろんな人がいて熱気と活気がある展覧会でした。満足。 早稲田リ…

空を切り取る

立川へ。 時間が無く、昭和記念公園には立ち寄れず。。国立駅前のヴィスタはパリやバルセロナのそれと似通ったスケールを持っていて、景観論争が巻き起こるのもうなずける。逆にいえば、これだけコンテクストが強い街路や街並みがある、という建築設計におい…

契機上向

僕の所属する会社は潜在的な余裕があるのかはたまた新参社員の脳味噌を業務以外の刺激で鍛えあげる方針なのかよく分からないけれど、社内研究というものがあり、入社後数年は自分のすきなテーマで研究を進めることが出来る。とはいったものの、大学で行われ…