盛岡

kr22006-09-17

弘前でAtoZをみて、肌寒いなか真っ暗な市庁舎・市民会館(前川国男設計)をみせていただく。
木村産業研究所(同設計)は外から眺めるだけ。

一人東北道を途中で降り盛岡。
駅前の再開発地区に完成したaiinaをみる。
地方都市の公共施設としてはとても新しいソフトの集積で、smtと似たようなビルディング・タイプ。利用者の数も多く建物内が生き生きとしていて非常に好感がもてる。総事業費は約245億円と多額だが、税金でこういう施設を整備していくのには賛成。全国的にこういった新しい公共施設が増えていくのではないか、と思いました。しかし一方で既存ストックの有効利用も課題で、盛岡ではaiinaの開館で城趾公園の一等地に位置する県立図書館(菊竹清訓設計)が廃館になっており、近代建築的価値とは別にひとつのストックとしてこれをどうするのか、気になる。


写真は岩手教育会館(菊竹清訓設計)。