¥E$

資本主義社会に呑み込まれています。
毎日をどう生きるか、社会にどう関わるか、人間としていかに生存していくか等、新生活から会得すべき事柄が多すぎます。ここにきて理解が深まりました。

建築がオブジェクト指向になりがちな状況には納得ができ、たとえば青木さんがまさにそういうものの代表だとしてすばらしい仕事をなされているとするならばそこには一定の「オブジェクト型の建築」の論理が成立しているのでしょうが、一方で原さんのように宇宙や地球や市民のための建築という概念を追求する姿勢は、近代以来迷うことなく進められてきた資本主義構造の不調和が見て取れる現在においてかなり大きな論点になりえるのではないかということに気づき、常日頃からあった建築に対する言いようのない不信の源がそこにこそあったのだと気づきました。どんなに建築を思考してもその巨大なバックグラウンドであるこの多層に編み上げられた情勢を理解することなしに私の考える「建築」を前に進めることはできないのではないかと思っています。

パリにてTa2氏にご教授頂いた視点を約1ヶ月かかって自分になりに解釈できたような気がしています。

コールハースのアレ(タイトル文)は必読である。そして再読する必要があるでしょう。とりあえず、「ひきこもれ(吉本隆明著)」「がなり説法(高橋がなり著)」「新「親孝行」術(みうらじゅん著)」「ヨーロッパ型資本主義(福島清彦著)」「近代建築ガイドブック(東京建築探偵団著)」「造景1998年2月号」を借りる。


私はこういう視点で建築を見ていきたい。