2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

契機上向

僕の所属する会社は潜在的な余裕があるのかはたまた新参社員の脳味噌を業務以外の刺激で鍛えあげる方針なのかよく分からないけれど、社内研究というものがあり、入社後数年は自分のすきなテーマで研究を進めることが出来る。とはいったものの、大学で行われ…

ドンとは誰のことか

「太陽の季節/石原慎太郎」を読む。1957年当時の時代を掴む著作であり、氏の代表作である。 田中康夫が80年代の青年像を描き、いとうせいこうが80年代の少年像を描いたように、ここでは50年代当時の青年像がありありと描き出されている。若大将が湘南からK…

flow

「自動巻時計の一日/田中小実昌」を読む。 まるで田中さんの一日をなぞっているような生活をしている自分に気づく。最近の建築雑誌をみていると学生時分ではうまく共有できていなかった(と今になって痛感する)環境に対するユーザ側の問題意識やそれを解決…