2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トロッケン・モンタージュ・バウ

「建築の生産とシステム/内田祥哉」を読む。東京大学の教授を退官する際に行われた最終講義をまとめた本。 近代以降の建築の成り立ち方を的確に、そして正確に記したものであり、建築(建設・施工)初心者にとって、建築の構成の体系的な理解を促す勝れた書…

7番レフト

今流行のセルフビルドを始めているのですが、遅々として進みません。在来は天井を剥がして構造材をむき出しにすれば空間にいい味がでるんだよ、といわれましたが、小屋組は金物だらけで開けた途端にイヤになりました。最近の世の中は、保守と革新がひっくり…

六角

近代日本の芸術運動に欠かすことの出来ない人物にまつわる美術館へ。 内藤廣設計。 PCコンクリートの小屋組によって実現された長大な桁行きとさらに長く押し出された切り妻の連続する内部風景は一見巨大でスケールアウト気味ではあるが、完璧な美しさと厳し…

神の目

期間ギリギリで森美術館へ。 杉本博司展は噂通りの質+量。一番の目玉は、海景/sea scapeである。ひたすら世界中の水平線を写した作品で、これをみているとこの作品は一体写真なのか絵画なのか具象なのか抽象なのかというように僕の頭のなかにあるはずのきっ…

以前から10+1で萌えていた三浦展氏と散歩できるとの招待を受けましたが、欠席。今回はオギュスタン・ベルク氏も参加される(というか、むしろ主賓?主催?)とのことでこれに参加しない手はないと思いましたが、断念。無念。多分、「下流社会」的に僕はLOHAS…

シームレス

今の僕は風が冷たいとか朝が暗いとかといった身体的な感覚でしか時間の流れを感じられなくなっていて、以前の僕にとって割と重要だった年の瀬とか年始とかX`masとかというイベント的意味を付与された時間的節目が確実に意味を持たなくなってきているはずなん…