蝉全盛

kr22005-08-28

街道を抜けるちょうど手前にある大きな木の下を最大音量としてマチ全体が蝉に鳴かれている鎌倉に行って来ました。時間の都合上、神奈川県立近代美術館しか見られませんでしたが、噂に違わぬ建築でやはり池との関係を重視した1階回廊部がとても心地よい場所でした。建築としては、実は隣の別館の方が素敵だと思いましたが、やはりコルビュジェ直系の硬派なモダニズム建築としてまさに遺産としての威厳を保っていました。

やはりコルビュジェは、ソラリウム思想に目覚めて以来自然環境をパラレルに建築に展開するということを目指したのではないか、ということを弟子坂倉準三を通して感じました。


そして鎌倉一帯に保坂和志の世界観を垣間見た気がしました。