そして土日

kr22005-12-11

飲み会が終わり、フランス人やアメリカ人のファニーさに構うことのないミゾレ模様の中、研究室へ。M2の彼女を起こしてしまったが、寝袋を拝借しMeysam宅へ。夜が更けるまで話し込み寝る。

相変わらずの天気だが、歩いて駅へ。Apple Storeがものすごい行列でオープン5分前だった。そしてさらに北上。
車窓は更に雪深く、一面銀世界。美しいランドスケープ。田舎でも、近代以降さまざまな産業が隆盛を極め自動車の普及により完全にその生活形態は変化したけれど、集落という物理的構造は変わっていないみたいで白い平面にぽつりぽつりと点在する防風林と三角屋根のセットは、悪くない。幹線沿いに拡がる醜悪な郊外型店舗も雪の白さには勝てずフラットな白いヴォリュームだけがかろうじてその存在を主張するにすぎず、幸運なことに平屋建てであるそれらは単調な景色に若干の起伏を与える程度で周囲の景観をぶちこわしているといったネガティブな印象は受けない。やるじゃないか、雪。寒いだけじゃない。近代以降我々がやってきたことは自然に対して少しの起伏をつくったにすぎないのだ、ということを感じさせやはり自然の偉大さを感じる車窓。