暴走晴

房総は南国である。
シーショアが気持ちよくて、沖縄を思い出す。車窓には遠く横須賀を捉えあわよくば富士山も。列車や駅がローカルなのもまた一興。

こんな突き抜けるような青空のもとで、「アジアンタムブルー/大崎善生」を読了。過去と現在や生と死など位相の異なる事象をパラレルに描くことで日常生活のフラットさのなかにある潜在的な不安定さを表すような小説。水溜まりに込められたニュートラルさ（無垢さ）がキーワードか。