2005-01-01から1年間の記事一覧

無賃乗車

一歩でも家の外にでればとめどなくお金がなくなっていくような生活を送っていますが、今夜はふと上野公園に向かい夕涼みをしながらのオープンテラスは絶好の読書+お茶のみ場として十分すぎるほどに無料都市空間としての存在感をアピールしていました。意外…

サムデイ・ロンドン

人が死ぬということに対するリアリティは日本にいるだけで相当ねじ曲げられているという印象をうけるような痛ましい事故が起きた。建築は政治的なものへの即効力としてなにを提供できるのか。

日常を意識すること

いつのまにか3ヶ月も経って3ヶ月と少し前まではまだワインを片手にブラブラと新品の石材で造られた一種のテーマパークみたいな中世のマチを歩っていたかと思うとそれなりに時間の過ぎるのは早い。なんとなくブラブラするのが好きなだけで特に目的も無く過…

展覧を転覧

skm氏担当物件を見にスパイラルへ。キューブとチューブだそうですが、元ボスの彫刻は骨振動を利用した地味目なデバイスを用いた艶かしい表面を表していましたが、他の展示がややギャグ的に展開されていた印象も有り、隈氏とともに若干浮いていました。何事に…

南国行チケット

まさか同郷の上司がいるとは思いもしませんでしたが、郷里が同じというだけでよく話もせずにあらゆるバックグラウンドを共有しているかのような安堵感を覚えてしまうのはきっと日本人の特性かもしれないと思い、そういう意味では建築をやっているというだけ…

ハウリングしたものを感じ取る

ドブヅケというものに否定的なおやじさんに説教をくらいながら仕様書通りですからとなんの効果もないことを言いつづけるしかないのは新米の日常である。もう少し予算をなんとかできるようにしたいというのが本音ですが、建築というものが彼らの手にかかると…

現場から現場へ

松本へ。 避暑地としての凄みか、さすが長野県は涼しい。まつもと市民芸術館はかなりくたびれてきたけれどまちのスケールにすっぽりとはまってしまっている様子で異端分子としてだろうけれど松本市民としてしっかりと定着しているような印象です。斜向かいの…

現場へ

日本のルーラルランドスケープの典型であろう水田は美しい。護美拾いコミュニティに参加するはずが先方から連絡が来ず、なかなか着手できません。新しい出会いを求めているのでまだ待ちますが。

一休

とにかく時間が足りない中でなんとか勉強をやり始めました。院試で勉強したところが多くてかなりの精度で思い出していますが、追いつくか、追い越されるか。旧松井田町役場(白井セイ一設計)に行ってきました。当時の公共建築の多くにみられるエントランス…

tour

卒業以来はじめてあう研究室の友達との一夜はとても楽しかった。また熱く語りたいと思いました。鬼石多目的ホールに行きました。半地下のスケールは絶妙で、透明感に関する印象よりも強く違和感を感じた部分でした。全体としてはミースのガラスのスカイスク…

JP

爆音で鳴らされるスピッツと小田和正を聞きながら過ごす一日は最高である。仕事そっちのけでたまらず足踏みをし続けた一日でした。

にわか玄人

現物を見に行ったついでにDOCOMOMOJAPAN100展覧会へ行きました。 昨年夏の丹下ツアーで感じた空気感とレーモンドのそれはとても似ていて60年代を追体験した気分になりました。展覧会は会期末ということでなのか分かりませんが非常に混んでいてあの規模の建築…

やり過ごされる毎日

風が抜ける気持ちよさは生暖かさを感じはじめるこの連休からまた反対側の時期である秋までの間にどれくらい感じ取ることができるだろうと考えながら立ち尽くす今日一日は非生産的でかつ単純労働の極みである。連休が取れないことへの悲壮感はまったくなく、…

念願かなって

白いキューブとは異なる新しい展示空間の提案を行った富弘美術館に行ってきました。敷地はNASCAのアンパンマンミュージアムを彷彿とさせるほどに交通機関の趣が似ていてここは本当に関東地方なのかという疑いを持ってしまうほどすばらしい自然のなかでした。

声が出ない

確実にここ1ヶ月の生活の中で世の中の動向に敏感になりつつある自分の中で対処できないほどあまりに壮絶な事故が起きた。

タジカノブカズ

「人間の『存在の倫理』」というやつが頻発する著書が昨夏イラン行きでの気分をすごく表していてだらだらと物思いにふけりながら読んでいたら聞き手という方が某T大建築出だということに気づいて妙なシンパシー。ところで某T大は今、フリッカー師、フィン師…

タンパク

な万博に行きました。スペイン館、クロアチア館などをみてまわる。ローコストで画一的な建築群はファサードと内部空間に表現が集中し、特にヨーロッパエリアのファサードが競合する群としての質はヨーロッパの都市における建築の現状を伝えているかのような…

花の香りはしないけれど

ほんのりと紅くほころんできた桜のつぼみを目にしながら過ぎ行く日常から得られる充足感。は今のところほとんどない。

電車から電車へ

ヒト型やイエ型はそれらが属する世界のシュミラークル的存在として確立したものである一方、原理的には建築やテクノロジの発展にとって本質的に寄与する程に大きな存在ではないのだけれど、それら実態の水準が持っている強烈な偶像はそれらに対する我々の潜…

まさにブックオフ的様相

「超戦争論上・下(吉本隆明著)」「老いの流儀(吉本隆明著)」「身体感覚を取り戻す(斎藤孝著)」を借りる。ここの図書館はまさに脈絡なく集められた本ばかりでいやになるけれどまあこういう趣向もいいだろうともう少しで終わるここの品揃えを大いに楽し…

根底にあるもの

本日は「芸術と政治をめぐる対話(ミヒャエル・エンデ、ヨーゼフ・ボイス、丘沢静也訳)」を借りる。前日の「こういう視点」とは、建築を横断的にみるということでありあらゆる社会構造の一端として存在すべき概念としての建築を模索することであります。美…

¥E$

資本主義社会に呑み込まれています。 毎日をどう生きるか、社会にどう関わるか、人間としていかに生存していくか等、新生活から会得すべき事柄が多すぎます。ここにきて理解が深まりました。建築がオブジェクト指向になりがちな状況には納得ができ、たとえば…